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2008年2月28日木曜日

インターネット環境が大変化、NGNサービスとは

今、通信業界に大変革が起ころうとしています。

現在NTTグループが牽引し、構築を進めている次世代ネットワーク「NGN
(Next Generation Network)」が、いよいよ具体的なサービスが行われるんです。

一体NGNとは何か?

一言で言うと、固定電話のように安心で高い信頼性を持ち、なおかつIPネットワークの自由度を目指した、次世代のネットワーク。

いまいち、意味が分からないかも。(汗)


例えば、固定電話は「音声」による通信を目的としたネットワークです。

クリアな通話が保証され、なおかつ途中で途切れることはほとんどありません。

しかし、高い品質が保証されているのは音声データに限ってのことで、画像などの
大容量のデータを扱うとなると、どうしても無理が生じます。

かつてはダイヤルアップ接続でインターネットにつないでいたのですが、スピードが
遅いなど、何かとイライラさせられました。

しかし、固定電話網でのデータ転送は単に「音声以外の高速データ通信を行うのに
不向きだった」というだけのことで、品質の問題ではありません。


では、「データ通信」を目的としたインターネットはどうでしょう。

今ではFTTH、ADSLなどのブロードバンドが普及し、手頃な料金で大容量のデータ転送
も高速で行えるようになりましたが、インターネットでは通信の品質に対する保証が
ありません。


たとえ「ADSL○○メガ」という契約でインターネットに接続していたとしても、
そのスピードはあくまでも「ベストエフォート」で、実効速度はそれよりも遅くなって
しまうのが現実です。

さらに、インターネットはデータが不正に盗み見られる危険性も含んでいます。

つまり、手頃で高速、大容量というメリットがある反面、保証や安全面では弱いのが
インターネットの最大の弱点なんですね。

 
だからインターネットは、個人ユースならまだしも、企業が使うとなると信頼性の
部分でどうしても不安がつきまといます。

そこで企業は、「多少高くても安全で安定した通信環境」を求めて、専用回線を
利用したり、IP-VPN/高速イーサネット、あるいはインターネットVPNを使うなどして
信頼性の高いネットワークを作らなければなりませんでした。

その中でも信頼性が高く安定した速度という点から見れば、専用線に勝るものは
ないのですがコストが高くなります。


品質保証と安全性または自由度のどちらを優先にするかで、「どの回線を使うか」を
選択している企業も多いと思いますが、NGNであればそんな悩みが解決できるんです。


NGN はいうなれば既存のネットワークの「いいとこ取り」をしたネットワークなのです。

専用線のように10Mbpsなら10Mbpsの帯域を常に保証するメニューがありインターネット
のように、トラフィック混雑による速度が低下する心配がありません。

また、基幹データは専用線を使うので、一般のメールは公衆回線を使って…と今まで
ネットワークサービスを使い分けする必要もなくなります。
 

さらに、今までユーザ側の個別のネットワーク機器が行っていた制御を、NGNは
ネットワーク側で用意することが出来るので、イントラネットを構成しているルータ
・スイッチなどの装置を減らすことができます。

また、「何をつなぐか」で、できることも違ってきます。

具体的なサービスについては、まだこれからという段階ですが、かなり自由度の高い
ネットワークになるだろうと言われています。


また、NGNの基盤技術は次世代IPプロトコルである「IPv6」を採用するため、現在広く
普及している「IPv4」と比べると、天文学的とも言える膨大なIPアドレスが使えるよう
になります。

パソコン・家電から携帯端末・センサにいたるまで、ネットワークに接続するすべての
機器に、個別のIPアドレスを割り当てることが可能になるため、これによって
「何が(誰が)」「いつ」「どこに」接続しているかの管理も可能です。

つまり何かトラブルが発生した場合でも、その原因解明や対応も速やかになりますし、
現在問題になっている「なりすまし」や「ユーザ認証詐欺」などのネット犯罪を
未然に防ぐ効果も期待されています。


日本におけるNGNは、NTTグループがリーダーシップを取って動き始めました。
これからの動向が楽しみですね。

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